三条市行政課防災対策室
二度にわたる豪雨水害の経験
三条市は、新潟県のほぼ中央部に位置し、全国有数の高い技術力を有する「ものづくりのまち」として知られています。
日本一の大河「信濃川」とその支流である清流「五十嵐川」の合流点に開けたまちであり、これらの河川は肥沃な土壌を育て、豊かに作物を実らせ、河川交易により文化や産業に繁栄をもたらしてきました。
しかし、平成16年7月と平成23年7月の二度にわたり、集中豪雨によって五十嵐川の穏やかな流れは濁流へと変貌しました。平成16年の水害では、避難情報の伝達、災害時要援護者を含む住民の避難、災害対策本部の運営等において様々な課題が浮き彫りとなりました。これらの課題を踏まえ、河川改修等のハード整備と併せ、様々なソフト対策を講じた結果、平成23年の水害では平成16年と比べて被害を小さくすることができました。
この二度の大水害では、国・県をはじめとする関係機関や市内団体等だけではなく、全国各地の多くのボランティアの方々と自治体等から、人的、物的支援をいただくとともに、復興、再建への勇気も与えていただきました。当時頂戴した皆様からの温かいご支援に対し、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。