次回は岩手で開催
そして閉会挨拶は、近畿大学法学部准教授・辻陽氏から、「様々な規模の議会がある中で異なる状況から多様な意見をもらった。やはりひとりで考えても気づかないことがあるからこそ研究会の場で意見交換をする意義がある」と強調されて、シンポジウムを終了した。
また、引き続き開催された交流会の冒頭では、次回は岩手で合同シンポジウムを開催することを、長内氏が表明した。
初の合同シンポジウム開催であったにもかかわらず、当初設定の定員枠を拡大しても全ての参加希望を受けきれないという、うれしい誤算があった中での開催となった。議会事務局研究会のシンポジウムに議員参加者が3分の1もあったところに、事務局が主体的に議会の変革に関わっていくことへの議員の期待を感じるとともに、残り3分の2の事務局職員などの参加者が、自費にもかかわらず全国から参加してくれたことに、多くの議会事務局職員の本気を感じた。
そして、いつかこの合同シンポジウムの開催が、「眠れる議会事務局」を変える大きな契機になったといわれる時代が来ることを信じたい。