大好評! 議会活動報告「みずなだより」
住民への情報共有として「議会活動報告」を発行している。不透明な市政・議会の変革のために、当選したら「女性の視点・市民の目線」で政治に関心を持っていただけるような分かりやすい内容の報告を必ず発行しようと思っていた。当選後、議会活動報告「みずなだより」を新聞折り込みで(1万1,000部)全戸配付を始めた。市民から「みずなだより楽しみにしています」など、好評を得ている。
ちなみに「みずな」は豊かな富士の湧水と雪の中で育てる当地特産の大変おいしい冬野菜「水掛け菜」の呼称。この報告の1コーナー「議会・行政不思議発見」では市民目線で議会・行政の不思議を分かりやすく掲載している。市民には評価されているが、議会では「けしからん」と何度もきつい追及をされたことがある。ストレスの原因だが、女性議員仲間の合い言葉「しなやかに、したたかに」で対応。
議会改革の仲間を得て
議会録画放映(CATV)への関心も高く、理解ある職員や多くの市民からの支援の声に信念を曲げず活動してきたが、個人の発言の限界も感じていた。
そこに2013年11月、改革派市長が誕生し、同時に市議補選で当選した同じ議会改革派3人と会派を結成し、同系会派と連携し自主研修・政策論議ができるようになった。不公正・不公平の疑念があった公共事業請負問題の解決のために、かねてから提言していた「議員政治倫理条例」が同志のおかげで策定小委員会委員長として草案策定にこぎ着けたことは大きく、ようやく積もった思いが解消されつつある。
さらに、予想しなかった副議長職に就き、多忙ではあるが、政策提言に直接関わる機会となり、本来理想としていた議員活動や議会改革ができつつある。トップの交代を機に市政全体の変革ができる重要な時期であると実感している。来年4月の改選時には全員当選し、さらに研修を重ね、議会改革・政策提言できる議会を目指そうと語り合っている。
議員の資質向上や市民の意識改革には、政治教育が不可欠である。毎年1度、都留文科大学のジェンダー研究論講座で、「政治とジェンダー」のテーマで女性議員と地方議会の現状について、外部講師として講義させていただく機会を得ている。受講後の学生アンケートから、講義が政治への関心のきっかけとなっていることを感じ、担当教授とともに政治家の生の声を聞く機会の重要性を実感している。