2026.02.25 政策研究
第31回 自治体議会における「リーダー」と「フォロワー」
「リーダーの特性とリーダーになるメリット」及び「フォロワーの特性とフォロワーになるメリット」と「議会のメリット」
本稿におけるリーダーとフォロワーの定義・種類は前節のとおりですが、リーダーやフォロワーには、それぞれ特性とメリットがあります。主なものを挙げれば、リーダーには「フォロワーに助けてもらえる、支援してもらえる」という特性があり、その結果リーダーには「フォロワーの能力(思考、行動)を活用できる」「自分の視野が広がる、視座が高まる」というメリットがあります。
フォロワーについては「リーダーを助ける、支援する」という特性があり、その結果フォロワーには「当事者意識が高まる」「自ら考える習慣が身につく」「自分の視野が広がる、視座が高まる」「提案できるようになる」「結果として成長が早まる」というメリットがあります。
リーダーやフォロワーがこのようなメリットを活かすためには、リーダー及びフォロワーが具体的な行動をとることが求められます(表1参照)。
出典:伊藤(2023)を参考に筆者が作成
表1 リーダー及びフォロワーが行うべき行動
このような「リーダーの特性とリーダーになるメリット」及び「フォロワーの特性とフォロワーになるメリット」、そしてそのための具体的な行動を踏まえると、議会には構成員である議員がリーダーあるいはフォロワーとして活動することにより、組織としての大きな目標が達成できる可能性が生まれてきます。ただし、リーダーやフォロワーが本節において述べたような特性とメリットをポジティブに受け止めることが必要です。そうでないと、組織のデメリットがネガティブな問題として表出してしまいます。ネガティブな問題には、「縦割りの非効率な活動」「忖度の横行した活動」などが挙げられます。
