首長の議会や議員への対応
私は、市議、県議を経験した後、首長に就任。政治家として、その視点や責任の重さの違いを感じることとなった。
議員は、議会の中の一員で、その一人が欠けても議会としての意思を示すことは可能だ。それに対して、首長は行政の最終意思決定者であり、良くも悪くも全ての責任を負う。
首長には、議会や議員から様々な質問や要望・提言が寄せられるが、それがカタチになるかどうかは、首長をはじめとする執行機関の考え方次第だ。例えば、その質問や要望・提言が、議員個人の意見なのか、会派の意見なのか、委員会、さらには議会としての総意なのかによって、受け止め方や重みも違ってくるからである。
若手議員の皆さんへ
私が首長を目指したきっかけは、故郷を襲った東日本大震災。
未曽有の複合災害に見舞われた故郷を、自分の手で、いち早く復興させたいとの強い想いから、市長選挙に出馬し当選した。
2期8年、市長の任に就き、故郷の復興はおおむね完了。想いをカタチにすることができたことは、政治家冥利に尽きると感じている。
あなたの思い描いた理想のマチを、自分の手で実現する早道は、首長になることです。
志が高く、若くして議員になられた皆さん!
政治家としての経験を積み重ね、いつの日か首長を目指してほしいと、心から思う!