今、私は議員ではないが、まだいくつかの議会を変えていこうとしている議員グループに所属している。ここで出てくるのは、相変わらず議長や長老議員への不満である。
これまで書いてきたが、決してこの2人と対立してはならない。対立してしまえば“議会改革”は全く進まなくなる。気持ちは分からなくもないが、味方につける努力をすることが“議会改革”への近道である。
“議会改革”を目指す議員の皆さん、議長室へ行き議長にいろいろな教えを請うてみてはいかがだろうか? コロナ禍が収まったならば、最大会派の長老議員を誘って飲みにいってはどうだろうか?
彼らは議会におけるいろいろな知識と経験を持っている。それらを教えてもらう中で交流を深め彼らを味方につければ、きっと皆さんが目指す“議会改革”はそんなに労せずにできるのではないだろうか?
また、今回ここには多くを書いていないが、議会事務局の職員たちも議会事務局長を筆頭に全面的に協力してくれた。彼らの協力なくしては、こんなに早く“議会改革”をなしえなかったであろう。私がこのとき“議会改革”の中身にほとんど介入せずに、根回しだけに専念できたのは、彼らの力があったからにほかならない。
議会事務局の職員とも議員と職員としてではなく、じっくりと人と人としての対話をすべきである。
しつこいようだが、“議会改革”を進めるには議長・長老議員とは絶対に対立しないこと。彼らと心のお付き合いをすること。これが“議会改革”を推進する肝である。テクニックだけでは前に進むことはない。皆さんの検討を期待する。