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議会とは何か~若手議員に向けたメッセージ~

2022.08.10 議員活動

第1回 皆さんの議会は二元代表制を理解していますか

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 豊田市議会は現在、定数45人。交渉会派は3人以上で自民党系の自民クラブ28人、トヨタ労組系の市民フォーラム10人、公明党4人。一人会派(諸派)が私も含め3会派3人で、正副議長は会派離脱しないことになっている。
 私が28歳で初出馬し、落選した1995年の統一地方選挙では、当時の社会党、共産党も議席を失い、自民党系とトヨタ労組系の合同会派である思政(しせい)クラブが35人、公明党4人、諸派1人という時代もあった。
 
 さて、本題に入るが、「議員NAVI」を購読され、アンテナを高くし、様々な情報収集と多角的、多方面からの調査、解析に努めておられる皆さんには、釈迦に説法かとは思うが、私は、二元代表制とされる自治体議会の現状に大いに不満を持っており、今回これについて述べたい。そして、自治体議員の与党意識、野党意識について辟易(へきえき)としている。
 特に私が住む豊田市においては、地方紙でも「与党議員は」とか「野党議員は」などの記事も多く、その影響もあってか、期数の若い議員だけでなく、4、5期の議員ですら、そうした意識を当たり前のように持っている。
 確かに市長選挙で市長を応援した立場からの「与党的」な議員、会派は否定しないし、それが自治体政治の実態でもあるので理解はする。しかし、言葉を操り、言葉で勝負する議会人としては、議院内閣制ではない、二元代表制の自治体政治における立場はしっかり認識すべきだと思う。それは、私が現職市長を応援しなかった「野党的」立場だからではなく、本来あるべき自治体政治、自治体議会を全国で実現してほしいからこそ、声を大にして主張したいのである。

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