このほかにも、地域と一体になった通学路の安全確保の取組みには以下のような先進的な事例があります。各地域の特性を生かした取組みだと思いますが、他地域にとってもモデルとなるように思います。
1 地域ぐるみの学校安全整備推進事業(スクールガード・リーダー、スクールガード)に関する取組み
・千葉県千葉市:スクールガード・アドバイザーと学校セーフティウォッチャーの活動
・福岡県福岡市:マンパワーとIoTを組み合わせた見守り活動
・埼玉県加須市:スクールガード・リーダーと学校応援団による見守り活動
・山梨県道志村:村全体で子供の安全を見守る体制の構築を目指した取組み
2 住民の自発的な取組みによる、地域一体となった通学路の安全確保の取組み
・京都府長岡京市:“通学路安全対策調査”による危険箇所の情報収集と対策の実施
・埼玉県嵐山町:住民主体による、地域一体での見守り活動
3 小学校単位での登下校時の見守り活動に関する取組み
・京都府京都市立御室小学校:大学生も活躍する、御室こども見守り隊の活動
・石川県金沢市立夕日寺小学校:“子供の視点”を重視する、夕日寺スクールサポート隊の見守り活動
・鳥取県湯梨浜町立東郷小学校:コミュニティ・スクールを活用し、活動が活性化したオレンジベスト隊
4 見守り活動等に対する行政等からの支援に関する取組み
・熊本県:皆で支え合う、県下の見守り活動 PTA教育振興財団の共済金による支援
・新潟県胎内市:地域一体となり、子供の見守り組織を支える活動
5 多様な活動者による安全・安心の創出に関する取組み
・宮城県白石市:中学生を中心とした、安全・安心なまちづくりへの活動
・宮城県塩竃市:塩竃市内11の郵便局員による、“ながら見守り”の活動
出典:文部科学省「地域における通学路等の安全確保に向けた取組事例集」(https://www.mext.go.jp/content/20210405-mxt_kyousei02-mext_01335_07.pdf)を基に作成