早稲田大学マニフェスト研究所招聘研究員 中道俊之
1 地方議会評価モデルへの期待
このたび、日本生産性本部の第3期「地方議会における政策サイクルと評価モデル研究会」から成熟度を「物差し」とする地方議会評価モデルが公表された。
筆者は、執行機関の組織変革と議会改革に携わった。執行機関の組織変革では経営品質向上プログラムを導入した。
議会改革では「議員間討議」を繰り返しながら議会基本条例を制定し、制定後は経営品質の考え方を参考にして議会の成熟度を「物差し」にした議会評価に関わった。
その経験から、この成熟度を「物差し」とする地方議会評価モデルは従来の評価とは異なり、各自治体があるべき状態に向かってどれだけ改革改善が行われているかということを明らかにすることができる優れた手法であると思う。その理由と背景を紹介したい。
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