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2020.06.25 議会改革

「開かれた議会」を目指す、チーム横手市議会の広報広聴活動〜コミュニティFMによる市議会紹介番組の放送〜

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秋田県横手市議会広報広聴委員長 奥山豊和

1 はじめに

 横手市は秋田県の南部、奥羽山脈と出羽丘陵に囲まれた横手盆地の中央に位置する「山と川のあるまち」で、美しい田園風景の広がる国内有数の穀倉地帯である。四季の変化に富み、多様な作物の生育に適しており、県内ナンバーワンの農業産出額を誇る東北有数の複合産地となっている。また、冬の伝統行事「かまくら」に代表されるように、日本有数の豪雪地帯としても知られている。
 平成17年10月1日、近隣1市5町2村が合併し県内第二の人口規模となった(県内唯一の郡市一体合併)。約693平方キロメートルの市域に8万8,100人(令和2年5月末現在)が暮らし、少子高齢化や人口減少という共通の課題が顕著に表れる中で、地域では、住民同士の支え合いによる持続可能なまちづくりの動きが見られている。
 現在、横手市議会の議員定数は26人で、総務文教・厚生・産業建設の三つの常任委員会に加え、議会運営委員会、特別委員会として広報広聴委員会、一般会計予算特別委員会が設置されている。また、議会改革推進会議、議員全員に配布されているタブレット端末の有効活用等を協議するICTプロジェクトチームを常設している。

2 広報広聴活動の充実

 平成24年6月に制定された議会基本条例では、議会広報活動の充実として「多くの市民にとって議会と市政が身近になるよう広報活動に努めるものとする」ことをうたっている。また、不断の議会改革を進める中で、できるだけ多くの議員が議会広報広聴活動に携わるべきだとする意見が出され、平成27年11月、議会広報委員会の機能を強化しつつさらなる広聴活動の充実を図るため、「協議の場」から「特別委員会」に位置付けを変え、常設の特別委員会として広報広聴委員会を設置した(正副議長、議会運営委員を除く全議員、委員14人で構成)。
 議会だよりの発行や市議会ホームページ、Facebook、コミュニティFMなどを活用した情報発信による議会広報活動を担う「広報分科会」と、地域の自治組織との共催による議会報告会・意見交換会や、自由にテーマを設定し行う「市民と議会の懇談会」、小中学校に出向いての出前授業など議会広聴活動の調整を担う「広聴分科会」に分かれて活動している。

特集:横手市_図1図1 横手市議会広報広聴委員会

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この記事の著者

奥山豊和(横手市議会広報広聴委員長)

1980年生まれ。横手市議会議員2期目。議会改革推進会議副委員長、タブレット端末活用推進会議副委員長を歴任。全国若手市議会議員の会前会長(2018~2019)。2017年10月から広報広聴委員長。

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