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2020.06.10 議会改革

稚内市議会のSNSを中心としたゼロ予算での議会広報

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稚内市議会議長 岡本雄輔

1 はじめに

 稚内市は、西は日本海、北は宗谷海峡、東はオホーツク海に面しており、南北約40キロメートル、東西約38キロメートル、面積は約761.47平方キロメートルの市域に3万3,261人(令和2年4月末現在)の人口を擁している。宗谷岬からサハリン州のクリリオン岬までは約43キロメートルの距離にあり、日本国内で最もサハリンに近い。
 地域資源が豊富な稚内市では、平成23年に環境都市宣言を行うなど、風力・太陽光等の自然エネルギーの活用を中心とした環境政策に注力する一方、昭和61年に全国で初めて「子育て平和都市」を宣言し、市民が主役の「子育て運動」に取り組み、他市に先駆けて充実した子育て環境を整備してきている。
 市議会の議員定数は18人、分野別の二つの常任委員会に加え、令和元年6月からは議会改革特別委員会を設置し、議会改革に取り組んでいる。

2 背景

 稚内市議会では、従来、議会広報については、ホームページや議会だより(全戸配布広報紙。5月・8月・12月・2月の年4回発行)、地元FM局での録音放送を中心に行ってきた。しかし、以前から、議会だよりについては、発行が定例会終了から3か月後となり、期間が空きすぎてしまい速報性に欠ける、FMラジオ放送についても若い世代に聞いてもらうことがなかなか難しい、ホームページについても、更新し、会議の日程等を載せても、更新したことを知らせる手段がないなどの課題があり、これらを解決できる新たな議会広報の手段について検討を行っていた。
 そのような中で、平成24年度に友好都市である沖縄県石垣市を訪問した際に、石垣市の公式Facebookの取組みについて説明を受ける機会があり、上記の課題解決のツールになるのではと考え、本市議会でも導入を検討することとなった。

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この記事の著者

岡本雄輔(稚内市議会議長)

1966年生まれ。稚内市議会議員6期目。全国市議会議長会理事、北海道市議会議長会理事、防衛省全国情報施設協議会会長等を歴任。2019年5月から議長。

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