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2020.05.25 議会改革

第8回 議会審議のあり方─どのようにして決めるか─

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慶應義塾大学大学院法務研究科客員教授 川﨑政司

1 討議の府

 物事を決める場合の方法には様々なものがあるが、通常最もよく行われるのは、話合いによって決めるということだろう。最終的には投票で決着を図る場合でも、それに至るまでには、いろいろなレベルで話合いが行われるのが一般的である。とりわけ、公共的な問題について意見が対立する場合には、議論を尽くし、得られた結論を暫定的に正しいものとして受け入れていくことが、最も平和的な解決方法となる。
 議会政治は「討議による統治」ともいわれ、意見を交わして論じ合う討議(1)は議会政治の核心をなすものであり、議会における意思決定は、公開の場での討議を経ることで、国や自治体の意思として正統性をもち、政治的に国民や住民の意思として擬制されることにもなる。

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この記事の著者

川﨑政司(慶應義塾大学大学院法務研究科客員教授)

2007年より慶應義塾大学法科大学院客員教授。専門は憲法、立法学、地方自治法など。主な著書に、『地方自治法基本解説〔第7版〕』(法学書院)、『自治体政策法務講座第1巻 総論・立法法務』(編著、ぎょうせい)、『ポイント解説「地域主権改革」関連法 自治体への影響とその対応に向けて』(第一法規)、『行政課題別 条例実務の要点』(共著、第一法規)、『事例から学ぶ「自治体公法」入門』(公職研)、『自治判例から公法を読む』(公職研)、『法を考えるヒントⅠ』『法を考えるヒントⅡ』(日本加除出版)、『法律学の基礎技法〔第2版〕』(法学書院)、『現代統治構造の動態と展望-法形成をめぐる政治と法』(編著、尚学社)、『立法学のフロンティア3 立法実践の変革』(共著、ナカニシヤ出版)、『判例から学ぶ憲法・行政法〔第4版〕』(編著、法学書院)、『行政法事典』(編著、法学書院)、『注釈 公用文用字用語辞典〔第8版〕』(新日本法規)、『ビジネス法概論』(編著、第一法規)など。その他、著書・論文多数。

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