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2019.12.10 議員活動

第2回 議会と市民の「話し合いの場」をデザインする

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龍谷大学政策学部教授 土山希美枝

 今回は、議会と市民の「話し合いの場」のデザインを考えてみよう。
 いわゆる議会報告会など、不特定多数の市民を対象に議会が開く「話し合いの場」の設置が増えているが、それにまつわる悩みの声もよく聞く。参加者の減少、固定化、議論が低調だったりマンネリだったり議論にならなかったり、など。模索の声も聞く。テーマを設定したり、ワークショップ形式にしてみたり、地区ごとに回ってみたり。模索の成果が上がっているというところも、そうでないところもある。それぞれの努力に、まず、敬意を払いたい。
 ただ、筆者から見てみると、議会と市民の「話し合いの場」は、話し合いの場がもっとあっていいという量の意味でも、市民にも議員にも議会にももっとよいものにできるという質の意味でも、もったいない状況にある。
 そこで、まず、議会と市民の「話し合いの場」について、いくつかの整理をして、「話し合いの場」の設計のポイントを考察し、そのためにどんな形式があるかを例示し、具体例を紹介してみよう。

1 議会と市民の「話し合いの場」の目的は何か

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土山希美枝(法政大学法学部教授)

この記事の著者

土山希美枝(法政大学法学部教授)

龍谷大学政策学部教授を経て、2021年から法政大学法学部教授。法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(政治学)。専門分野は、公共政策、地方自治、日本政治。著書に『質問力で高める議員力・議員力』(中央文化社、2019年)。『「質問力」でつくる政策議会』(公人の友社、2018年)。『高度成長期「都市政策」の政治過程』(日本評論社、2007年)など。北海道芦別市生まれ。

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