武蔵野市議会議員 川名ゆうじ
グラフィックを使い、対話・議論の「見える化」と「ゆるむ化」をして、効果的な合意形成へつなげる。結果をみんなで共通認識できるようにする。この手法を議会報告会などで使ってみよう、と考えた基礎講座が開催された。題して『みんなの声を見える化するグラフィック・ハーベスティング「もりだくさん」基礎講座』。
グラフィックを活用したファシリテーションは、すでにまちづくりの現場や企業などで導入され始めている。次は議会で、となるか?
議会報告会へ広がるか
多くの議会で議会報告会が行われているが、報告だけではつまらない、話が難しくて理解できない、あるいは意見交換をしても、何を話し合ったのかが記憶に残らない、言い放しの空中戦で終わり、何が問題だったのか、何をしたかったのか分からないといったことも少なくない。
そこで、2015年のマニフェスト大賞を受賞した牧之原市の取組から、グラフィックを取り入れることで、議会報告会のスタイルを変えられるかもしれない、何よりも参加する楽しみを増やせないか、そう考えてローカル・マニフェスト推進地方議員連盟が一般社団法人サステナビリティダイアログへ依頼し、富士通ミッションクリティカルシステムズ、ファシリテーション・グラフィッカーの小柳明子さんの協力で実現したのが、今回の「グラフィック・ハーベスティング基礎講座」である。
講師は、サステナビリティダイアログ代表の牧原ゆりえさん。留学中に出合った北欧発の参加型リーダーシップトレーニングやグラフィック・ファシリテーションをスウェーデン、デンマーク、スイスのトレーニングや対話の場で実践し、現在は札幌を拠点に活動をされている方だ。
本講座の対象は地方議員だけではなく、民間企業と市民団体も含めた基礎講座となり、参加者が一緒にグラフィックとファシリテーションのスキルを身につけ、参加者同士の対話も重ねてみようと企画された「もりだくさん」の研修会となった。
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