6 具体的な実践に向けて
こうして「子供議会」の取組みと一体化しての議会・議員による、学校の授業での「主権者教育」の実践が、以下のような形で決定した。
① 教育委員会との調整で町内小中学校、小学6年生・中学3年生全クラスの日程の確定。
② 議員全員が1か所以上どこかの小中学校の「クラスでの授業」に、講師として参加する。1回の授業の議員参加人数の目安は4~5人とする。
7 具体的な1時間の授業の進め方
以下の流れを全議員で協議決定した。
① 議員の簡単な自己紹介。
② 留意点に基づき筆者と議会事務局で作成した「議会の役割」表による説明をまず行う。
③ その後、児童生徒・先生方からの質問を中心に進める。その際、先生方の意見や質問も大切にする。それによって大切な授業そのものの目標や、次の授業展開への先生方の計画や思いを活かすことができる。
④ 最後に、参加全議員が児童生徒への思いや願いを短く発表する。
図1 議会の役割
図2 授業後の議員16人からのコメント