(2)条例に関連する取組み
前述の9条から17条に基づき、様々な取組みを進めています。その一部を紹介します。
① ユニバーサルツーリズムおもてなし研修
宿泊施設や観光施設などの観光産業の現場で働く従業員を対象に、高齢者、障害者等に対する接遇・ホスピタリティを学ぶ研修を実施しています。
② ユニバーサルツーリズムコンシェルジュの育成
高齢者、障害者等の旅行者や観光関連事業者からの求めに応じて、ユニバーサルツーリズムに関する相談・助言等を行うことで、ユニバーサルツーリズムの普及促進を担う人材を「ひょうごユニバーサルツーリズムコンシェルジュ」として育成しています。
③ 「ひょうごユニバーサルなお宿」宣言・登録制度
ユニバーサルツーリズムに積極的に取り組んでいる宿泊施設を県が支援・登録する制度を今年度からスタートしました。制度の仕組みとしては、(ⅰ)宣言、(ⅱ)支援、(ⅲ)登録、(ⅳ)発信の四つのフローから成り立っています。(ⅰ)まずユニバーサルツーリズムに積極的に取り組もうとする宿泊施設に宣言いただき、(ⅱ)次に、宣言した施設の取組みをソフト・ハードの両面から支援し、取組みの充実を促します。(ⅲ)そして、宣言施設のうち、一定の基準を満たす施設を「ひょうごユニバーサルなお宿」登録施設として登録します。(ⅳ)最後に、県公式観光サイトで情報発信するという流れです。
この制度により、ユニバーサルツーリズムに積極的に取り組む宿泊施設の取組みの促進と見える化を図ります。
④ モニターツアー
具体的なツアーを通してユニバーサルツーリズムを広くPRし、気運醸成を図るため、障害者等にモニターとして参加いただくテーマ別のモニターツアーを実施しています。