(2)「かかわりラボ」の代表的な活動
「かかわりラボ」では、関係人口創出・拡大に資する様々な活動を行っているが、主なものとして、会員間での情報共有を目的として開催している「かかわりカフェ」では、内閣官房・内閣府や関係省庁の取組みについて紹介しているほか、中間支援組織等の会員からも先進的な活動について紹介するなど、積極的な情報発信が行われている。
また、会員限定の研修会である「スキルアップミーティング」では、多彩な知見を持ち合わせた「メンター」が研修会参加者ごとに配置され、参加者の取組みに関する課題や展望についてディスカッションを行うことで、アイデアや事業戦略を磨き上げる機会となっている。
(3)全国フォーラム
関係人口についての取組みを全国に広く展開するための「関係人口全国フォーラム」を開催している。令和3年10月にオンライン形式で開催した全国フォーラムでは、「いま学びたい、かかわりのポイント」をテーマとして、関係人口の創出・拡大に第一線で携わる有識者や実践者の方々より、基調講演・分科会・パネルディスカッションの3部構成で講話や意見交換を行い、関係人口を創出するためのポイントについて議論を深めた。本フォーラムの参加者からは、「他地域の取組みを知ることができてよかった」、「さっそく行動を起こしたい」といった声をいただいている。
全国フォーラムの資料については、地方公共団体の取組みの一助になるよう、内閣官房・内閣府のウェブサイトで公開している(https://www.chisou.go.jp/sousei/about/kankei/forum_20211022.html)。
4 モデル事業に対する支援
(1)モデル事業の概要
関係人口の創出・拡大に取り組む動きを加速化し、地方への新しいひとの流れをつくるため、都市部住民と地方との関わりの創出・拡大に向けた中間支援を行う民間事業者等からの提案に基づくモデル事業を支援している。
モデル事業への支援は令和2年度から開始しており、令和3年度からは、課題解決や政策意義の視点で先導的な取組みに対して支援する「委託タイプ」と、社会実装・自走化に近い取組みに対して支援する「補助タイプ」の2種類の取組みに対して支援を行っている。