議会は市民に見てもらう「劇場」
自治体財政に関する講座、講演活動を行っていると、現役の地方議会議員の方から「予算審議のポイントを教えてください」という質問を受けることがあります。
市民からの負託を受け、有権者になり代わって自治体が1年間の事業計画をすべて承認するという重大な責任を果たす上で、あれだけの膨大な情報量の中から何を読み取り、議論し、議案の賛否を判断すればよいのでしょうか。
ここで私が議員の皆さんにお願いしたいのは、議員とは市民にとってどういう存在か、という点に立ち返っていただきたい、ということです。
議会は議員自身が議論し、物事を最終的に決定する場ですが、その場に居合わせることができない多くの有権者にとっては、議員が議論していることがあたかも自分が議論しているかのように感じられる場、自分の分身の役割を果たしてくれる場として期待されているのではないでしょうか。
そうすれば、有権者が自ら対話や議論の場に臨めなかったとしても、そこにいたかのように、自分が「対話」し、互いに情報を共有し、立場を超えて理解し合えたかのように感じることができ、その結果、議員同士での議論で導かれた結論にも当事者意識や納得感を持つことにつながるのではないでしょうか。
議会は市民同士の対話、議論を議員が代行する場であり、それを市民に見てもらうことで市民自身が行政の仕組みや取組みを体感し、理解し、納得するための「劇場」なのです。
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