2023.09.25 議員活動
『自治体議会を考える－そのあり方探求 住民の期待に応え議員としての役割を果たすために－』発刊のお知らせ
各地の議会の動向や議会改革の動きなどに留意しつつ、自治立法における議会・議員の役割も見据えながら、議会の位置付け・役割・あり方などについて、改めて考えてみるということで、連載をした川﨑政司先生の「自治体議会のあり方探求」が単行本となりました。
「議員NAVI」に掲載した「議会のあり方探求」の連載（2019年11月から2023年2月まで全36回）を書籍化するにあたり、内容を整理・加筆修正し8章建てに再構成するとともに、2023年3月の時点（一部は2023年5月の時点）の最新データに更新、全30本のコラムを掲載!!!
自治立法・自治基本条例・議会基本条例などについて、関係裁判例も多数取り上げながら解説し、自治体議会の意義や役割、そのあり方について、基本に立ち返り、理念的、多角的、総合的に論説する内容となっております。
（はしがき より）
本書は、耳触りのよい言葉をささやき続けたり、ひたすら改革を鼓舞し続けたりしようとするものでもなければ、自治体議会批判を展開するものでもない。ときに耳が痛い厳しい物言いをするところもあるが、地に足をつけ、それぞれの自治体議会がそれぞれの状況や地域・社会の状況に応じたあり方を追求しつつ、着実にその役割と責任を果たしていく必要があることを確認しようとするものである。
本書は、自治体議会の意義・役割・あり方について、単なる解説にとどまるのではなく、現実にも目を配りつつ、常に制度だけでなく、その基本に立ち返り、理念的・多角的・総合的に論じるものとなっており、そこでは、法という視点も意識し、関係裁判例も多数取り上げている。近年、自治体議会に関する書籍は増加傾向にあるように見受けられるが、その点では、あまり類書を見ないものとなっているのではないかと考えている。
本書が、多くの自治体議会関係者ないし自治体関係者、あるいは自治体議会に関心をお持ちの方々にお読みいただき、自治体議会、さらにはそれぞれの地域の民主政治や自治の活性化・発展にいささかなりともお役に立つことができれば、幸甚である。
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（目次） はじめに 凡例 Ⅰ 自治体議会の現在を見る 第1 議会をめぐる状況－期待と不満の交錯－ 第2 議会改革の動きとそのあり方の模索 第3 議会の位置付け・役割を改めて確認する Ⅱ 自治体議会の権限・権能を考える 第1 議会の権限の全体像 第2 議会の議決の意義 第3 議決事項等の概観・把握 第4 議会の権限をどう見るか 第5 自治財政における議会の役割を再認識する Ⅲ 自治立法に取り組む 第1 自治立法権への理解を深める 第2 条例をどう使いこなしていくか 第3 自治立法における議会・議員の役割－議員提案条例をどう活かすか－ Ⅳ 自治体議会の運営・審議のあり方を探る 第1 議会と法 第2 議会の運営－どのような仕組みとし、どう動かすか－ 第3 議会審議のあり方－どのようにして決めるか－ 第4 議長という立場・役割 第5 自治体議会を支える－「議会事務局」考－ Ⅴ 「議会」という空間をとらえる 第1 自治体議会の空間 第2 自治体議会の歴史から学ぶ 第3 日本の自治体議会を相対的に見る－自治体議会の国際比較－ 第4 議会と時間 Ⅵ 議会としてどう向き合うか 第1 長とどのように向き合うか 第2 住民と対話する 第3 国等の政策にコミットする 第4 判決に見る自治体議会－裁判所は自治体議会をどう見ているか－ Ⅶ 自治体議員像をどう描くか 第1 揺れ動く議員像 第2 議員の職務の公正性と兼業禁止・除斥 第3 議員報酬を考える―議員報酬をめぐる議論と動き― 第4 議員活動と政治倫理 第5 議員と責任 第6 議員の懲罰等とそのあり方 Ⅷ これからの議会を展望する 第1 自治体議会と多様性 第2 議員定数の問題にどう臨むか 第3 自治体議員の選挙制度のあり方 第4 時代は議会に何を求めるか |
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◆書籍情報
『自治体議会を考える―そのあり方探求 住民の期待に応え議員としての役割を果たすために―』（2023年9月21日発売）
川﨑政司 (著）（5,720円(本体：5,200円))
自治立法における議会・議員の役割とは何か。議会改革の動向などに留意しつつ、自治立法における議会・議員の役割を見据えながら、議会の位置付け・役割・あり方などについて解説する。
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