明治大学政治経済学部講師/株式会社廣瀬行政研究所代表取締役 廣瀬和彦
地方議会の役割及び議員の職務等の明確化等に関する地方自治法の改正
地方議会の役割と議員の職務等の明確化等について、法律上どのような改正がなされたのか。
地方議会の役割と議員の職務等の明確化等については、令和4年12月28日に第33次地方制度調査会が「多様な人材が参画し住民に開かれた地方議会の実現に向けた対応方策に関する答申」においてその措置を求めている。
すなわち、議会の役割・責任、議員の職務等について、その重要性が改めて認識されるよう、全ての議会や議員に共通する一般的な事項を地方自治法に規定することも考えられることから、具体的には、地方自治法の議会の設置根拠の規定に、議事機関として住民が選挙した議員をもって組織されるという地方公共団体における議会の位置付けを追記すること、地方公共団体の所定の重要な意思決定に関する事件を議決する等の議会の役割・責任を明確に規定すること、議員は、議会の権限の適切な行使に資するため、住民の負託を受け、誠実に職務を行わなければならないことを規定することを提言している。
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