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2022.09.12 議員活動

二つの場面におけるコンプライアンス違反事例

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弁護士 帖佐直美

 近頃、自治体議会でコンプライアンス研修が行われることが増えていると感じますし、自治体議員の皆さまがコンプライアンスについて意識する機会も増えているのではないでしょうか。ここでは、具体的にどのような場面でどのようなコンプライアンス違反が起こるのか、議場と議場の外という二つの場面における事例を紹介することで、皆さまにより具体的にコンプライアンスを意識していただくきっかけになればと思います。

1 議場でのコンプライアンス違反事例

〈事例1〉

 A市の市議会議員Bは、インターネットで情報収集をしていた際に、A市内で保育所を運営する社会福祉法人Cの理事が法人の金を横領しているとの情報を得ました。
 社会福祉法人Cには、保育所の運営に関して市から補助金が出ています。
 これは大問題だと考えたB議員は、市議会の一般質問の場で、「市内で保育所を運営する社会福祉法人Cの理事が法人の金を横領しているとの情報がある。Cに補助金を出すに当たり市ではどのような調査を行ったのか」と質問しました。
 このB議員の言動に問題はないでしょうか。

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この記事の著者

帖佐直美(弁護士)

平成20年12月に弁護士登録。法律事務所に勤務した後、平成23年4月、千葉県流山市に特定任期付職員として入職(総務部総務課政策法務室長(議会事務局書記併任))。令和3年4月から晴海パートナーズ法律事務所。各自治体の法律相談、自治体議員・自治体職員向けの研修等に従事。「ココがポイント!自治体議員のコンプライアンス」(第一法規)監修。

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