一般社団法人自治体広報広聴研究所代表理事/広報アドバイザー/専門統計調査士
金井茂樹
1 はじめに
いま多くの自治体議会が「開かれた議会」を目標に掲げ議会改革に取り組んでいる。この改革の進展とともに、あらためてその重要性が認識されてきたのが議会による広報広聴活動である。多くの自治体議会は広報紙やウェブサイトの刷新、SNSの導入、議会報告会・意見交換会の開催など議会と住民とを結ぶ回路を拡充させてきた。しかし、議会がもつメディアのなかで最も読まれている議会報であっても、「面白くない」、「難しい」など読者から高い評価を得ているわけではない。また、住民の声を聴く議会報告会・意見交換会も参加者の固定化や世代の偏りなど解決すべき課題は少なくない。議会と住民とをつなぐ回路は拡充されてきてはいるが、両者のコミュニケーションの活性化には結びついていないのが現状である。今後、地域住民の価値観やライフスタイルの多様化がますます進むなかで、議会活動への認知や関心の向上、さらには議会への市民参加へとつなげるためには、広報広聴活動の品質向上は自治体議会にとって喫緊の課題である。
本稿では議会の広報広聴活動のうち住民の声を聴く広聴活動に焦点をあてて、そのフレームワークと現状について考えてみたい。
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