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2020.11.10 議会運営

第8回 広報広聴とpublic relations

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龍谷大学政策学部教授 土山希美枝

 本連載第2回で、「市民と議会の対話」の機会の目的を、①議会の説明責任を果たす、②市民からの意見聴取・意見交換する、③PR(public relations)そのもの、と整理したが、一般に、これらを指す用語としては「広報広聴」が使われることが多い。本連載で上記の分類をするときに「広報広聴」という用語を使わなかったのは、後述するように本来「広報広聴」はその実践の手前に目的があるはずで、その目的に着目すると上記の三つに分類され、「広報広聴」はその実践の総体を指す言葉といえるからである。
 この連載と重なって、「広報広聴」に問題意識を強く持つ議会や改革の取組みを模索する議会と出会うことも多く、改めて、public relationsと「広報広聴」をめぐる考え方の基本を整理してみる必要があると考えた。簡単にいえば、人々(public)との関係(relations)を構築することが「広報広聴」の営みである、ということの確認と、ではそれによって構築されるのが「どんな」関係となることを目標とするのか、そのためにどんな手段があるのか、という流れで、整理してみたい。

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土山希美枝(法政大学法学部教授)

この記事の著者

土山希美枝(法政大学法学部教授)

龍谷大学政策学部教授を経て、2021年から法政大学法学部教授。法政大学大学院社会科学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(政治学)。専門分野は、公共政策、地方自治、日本政治。著書に『質問力で高める議員力・議員力』(中央文化社、2019年)。『「質問力」でつくる政策議会』(公人の友社、2018年)。『高度成長期「都市政策」の政治過程』(日本評論社、2007年)など。北海道芦別市生まれ。

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