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2019.11.25 議会改革

大津市議会の議会図書室改革 ~全国初の大学図書館との連携~(特集2)

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大津市議会局次長 清水克士

 大津市議会の議会図書室改革の特徴は、全国で初めて大学図書館との連携関係を確立したことである。その前提としては、大津市議会には大学との連携によって専門的知見を活用してきた実績があったのであるが、図書館連携に関しての道程は決して平たんではなかった。もちろん、本庁舎における議会図書室についても大幅に見直したわけであるが、本稿では大学図書館との連携に重点を置いて論じたい。

改革の最初のハードル

 地方自治法100条19項では「議会は、議員の調査研究に資するため、図書室を附置し」と規定され、議会図書室の設置が議会に義務付けられている。だが、多くの中小議会では看板だけは掲げているが、実質的には「物置」や「会議室」になっているのが実態ではないだろうか。

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清水克士(大津市議会局次長)

この記事の著者

清水克士(大津市議会局次長)

大津市議会局次長 1963年京都市生まれ。同志社大学法学部卒。著書に『議会事務局のシゴト』(ぎょうせい、2017年)、主な論稿としては「議会改革の現場から~脱却せよ『先例・標準・横並び』~」(日経グローカル、2015年)などがあり、月刊ガバナンス(ぎょうせい)では「議会局『軍師』論のススメ」を連載中。

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