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2019.08.27 議会改革

決算審査の極意~決算書はこう読む!

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人口30万人を超える自治体前議会議員 木田弥

 本特集のこれまでの記事などで、決算審査について理解が進んだことと思う。しかし、決算審査ばかりは、1回こなしてみないと具体的な様子がつかめない。そこで、新人議員に向けて、決算審査を議員として経験した立場から、決算審査に臨むための考え方や、決算書以外に使える具体的な道具とその利用法をご紹介したいと思う。
 筆者は4期15年の地方議員歴で、これまでに4回、決算審査特別委員会の委員を経験している。1期につき1回のペースである。
 また、筆者は、15年で1回だけであるが、決算を不認定とした経験がある。不認定の理由は、そもそも決算を審査した年度の予算を否決しており、否定した項目が執行されていたからだ。
 一方で3回、議会選出監査委員(議選監査委員)として決算監査を行った。決算は、執行部で調製され、その後監査委員会に送られ、決算監査が実施される。監査委員の監査を経て、決算についての監査委員の意見を付して議会に上程される。つまり、決算を議会に上程する側の経験も3度あるということだ。この経験が筆者の決算審査力を大いに高めてくれた。詳細は、筆者の連載「議選監査のすゝめ」をご覧いただきたい。
 決算審査力を高めるには、議選監査委員に就任することが最も早道ではあるが、新人議員には無理な話だ。そして残念なことに、議選監査委員は、地方議会では上がりポストとしての要素も強く、議選監査委員経験者が決算審査で「その経験を生かして大活躍」ということは、残念ながらあまりないようだ。

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この記事の著者

木田弥(人口30万人を超える自治体前議会議員)

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