経営的なまちづくり
私は1998年に早稲田商店会によるまちづくりの取組に参加したのが契機となり、2000年に全国商店街の共同出資会社の社長を引き受けたほか、東京財団や経済産業研究所などいくつかのシンクタンクにおいて調査研究にも携わり様々な経験をしてきました。
4年前には全国各地のまち会社が合同して地域活性化の民間事業開発を行うエリア・イノベーション・アライアンス(以下「AIA」という)という団体を立ち上げ、現在は17地域が連携しています。
我々の取組は「経営」という視点に基づき、地域にとって経済的な利益を生み出していくために必要な事業を開発していくことに徹しています。AIAの収入源のひとつは、各地域でリスクを負って事業開発し、その事業の利益の一部を手数料として受け取る成果報酬モデルです。従来のように計画を立てるだけで行政から膨大な手数料をとるコンサルティングに問題意識を持っているため、このような収益モデルを確立しています。
本稿では、このような経験から我々が関わる地方の都市部、農山漁村部における地域課題解決について、その「方法」と「実例」を紹介します。
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