当選後、私の選挙手法を各種メディアで取り上げていただいたことをきっかけに、全国各地から「自分も出馬したいのだが、相談に乗ってもらえないか?」との問い合わせが来るようになりました。
そこで、2022年2月に、無料のオンライン相談会「選挙チェンジチャレンジの会」を立ち上げました。私のように無所属かつ新しいスタイルの選挙運動で地方議員を目指す人を対象に、月1回、Zoomでの相談会を開き、参加者からの選挙出馬に関する悩みや相談に対して、自分の体験をもとにアドバイスをしてきました。
これまでに北海道から沖縄まで全国各地から70人以上が参加し、計26人が地方選挙に当選しました(2023年11月現在)。
選挙チェンジチャレンジの会から当選した人の多くは、SNSや動画を駆使したり、自身の活動に名前を付けてPRしたりするなど、私の選挙手法を取り入れつつ、各自の出馬自治体の実情に合わせて自分なりの活動を展開していました。
選挙チェンジチャレンジの会から当選を果たした議員が、次の挑戦者たちのためにアドバイスをする側になるという良い循環もつくることができ、最初は私一人で相談に乗っていたのが、今では20人以上の議員がアドバイザーとして参加してくれています。
また、当選後の議員としての活動の質を上げることにも力を入れており、多数の当選者を輩出した統一地方選挙の翌月の2023年5月からは、議員同士の勉強会も併せて開催しています。
第20回選挙チェンジチャレンジの会(2023年10月)
「地方議員になって自分の住む街をより良く変えたいけれど、選挙のハードルが高いので、出馬するかどうか悩んでいる」──このような人は、実は全国に意外と多く存在するのではないでしょうか。
「選挙に出るならコレをやらなければならない」というような固定観念を捨て、「自分らしいやり方で挑戦しよう」と思えるようになると、選挙出馬は一気に楽しくクリエイティブなものになります。
選挙チェンジチャレンジの会の活動を通して選挙のハードルを少しでも下げ、3バンなどなくても、多様な当事者が選挙に挑戦でき、そして当選して議員として地域をより良く変えていくことができる、そんな社会が実現することを願いつつ今後も活動を続けてまいります。
(1) 現時点では、オムツ持ち帰りと白飯持参はつくば市内のすべての公立保育園で廃止されました。布団持ち帰りについては、一部の公立保育園で保護者会主導により負担軽減策が実施されています。
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