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特集 今どきの選挙運動

2023.11.10 選挙

私らしい選挙戦~新しい試み~

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つくば市議会議員 川久保皆実

 2020年のつくば市議会議員選挙の約3か月前、私は夫と1歳・3歳の子どもたちとともに千代田区から地元つくば市にUターン移住しました。
 コロナ禍の真っただ中で、人口の集中する都内に住むリスクが高まる一方、弁護士兼IT企業役員としての仕事がほぼテレワークでできるようになり、自然豊かな地元つくば市に戻って子育てしたいと考えたからです。
 移住に伴い、子どもたちを千代田区の公立保育園からつくば市の公立保育園に転園させることになったのですが、その際につくば市の公立保育園の制度に衝撃を受けました。
 当時、つくば市の公立保育園では、使用済みオムツを保育園で処分してくれず保護者が毎日持ち帰らなければならなかったり、お昼寝用布団一式を保護者が毎週末持ち帰り自宅でメンテナンスしなければならなかったり、さらには3歳児クラス以上になると給食で主食が提供されなくなるため毎日白飯をお弁当箱に詰めて持参しなければならなかったりと、千代田区の公立保育園に比べて保護者の負担が格段に重い状況であったのです(1)
 「同じ公立保育園なのに、住む場所が違うとこんなにも保護者の負担が変わるのか!」と驚くとともに、自分自身がつくば市内の公立保育園に通っていた約30年前から、それらの制度が改善されてこなかったという事実にショックを受けました。
 そんなときに、ちょうど3か月後に市議会議員選挙があることを知り、「28人の議員の1人になることができれば、この制度を変えることができるかもしれない! ダメ元で挑戦してみよう!」と思い立ちました。
 ですが、当時の私は、弁護士とIT企業役員の仕事を掛け持ちし、さらに1歳・3歳の子どもを子育て中の身でしたので、選挙のためにかけられる時間はごく限られていました。
 また、街頭演説や選挙カーといった従来型の選挙運動に対して、自分の中にはもともと強い違和感や抵抗感があったため、「選挙に出るとしても、そういうやり方はしたくない」という思いもありました。

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