アンケートの設問
アンケートは、毎年4月下旬に発送していますので、議会運営委員会において1月頃から設問項目の検討を開始し、3月の全員協議会において最終案が決定できるようなスケジュールとしています。
アンケートは、平成23年から平成26年まで毎年実施してきましたが、以降は、平成28年、平成29年、令和元年と実施しています。平成29年からは隔年実施としていたため、今年度当初予算への計上を考えていましたが、長引く新型コロナウイルス感染症の影響により、これまでのような税収が見込めないこともあり、今年度の予算措置は見送りました。
アンケート項目については、平成23年は、「議会への関心、会議等の傍聴、議会だよりを読んでいるか、議会報告会への参加、議員定数の妥当性、議会の評価、議会への意見」に関する10問のアンケートを実施しました。このうち、「牧之原市の議員定数(17人)が適当だと思いますか(回答項目:少ない・適当である・多い・分からない)」との設問に関しては、設問の必要性のほか、「多い」という結果が出た場合の対応はどうするのか、定数よりも議員報酬について問うべきではないか、といった様々な意見が議員から出されましたが、今後の議会報告会等でアンケート結果を情報提供していくこととし、併せて議員報酬についても議論していくこととしました。
なお、前回(令和元年)の設問項目は、「議会への関心、会議等の傍聴、議会情報の取得方法、議会だよりを読んでいるか、議会だよりへの要望、議会報告会への参加、意見交換の場の必要性、議員に望むこと、市民の声の反映、市議会への評価、議会改革に対する期待、議会への意見」の12問のアンケートを実施しており、経年による市民意識の変化の観察のほか時代に合わせた設問を設けるなど、市民の声を広く集めることにより議会活動の充実・議会改革への反映を目指しています。
コストパフォーマンスの取組み
前述のとおり、アンケートの実施方法については、市が行う市民意識調査に同封する形で行っているため、議会が独自で行うよりも高い回収率を得ることができていると考えています(平成25年以降の平均:約57.3%)(表1参照)。
表1 アンケート回収率
また、郵便料等の通信運搬費や調査集計から分析までを行う委託料など、議会が単独で実施する場合と比較して非常に安価(予算額100千円)で実施することができているため、議会に求められている「市民の意見を広く聴取する」という点において大変有効ではないかと考えています。
このように、無駄や重複をなくし、やり方を工夫することにより費用対効果の高いアンケートが実施できています。