8 広報・広聴活動の融合、「市民参加」の新たなステージへ
また、高校生や子育て世代、老人クラブの方々と行った「市民と議会の懇談会」や、議会報告会に参加いただいた皆さんからコメントを頂戴するなど、広報・広聴が連携し、より市民参加を意識した番組づくりを進めていることが近年の傾向といえる。
コミュニティFMの有効活用は、議会だより・市議会ホームページ・Facebookによる議会広報活動と、議会報告会・意見交換会・ゲストティーチャー等による議会広聴活動を結びつける「潤滑油」となっており、まさに「開かれた議会」実現に向けた強力なツールとなっているものと考える。
9 おわりに
最後に、横手かまくらFMに寄せられたリスナーさんの声を紹介したい。
● 議会広報等で議員の顔は分かっているが、実際に声を聴いてみてその人の人柄が分かるような気がした。
● 議会は遠い存在というイメージだったが、議員の素顔を知ることで、若い人たちも市議会に興味を持つのではないか。
このように、地道な広報広聴活動を続けることによって、市民と議会との距離が少しずつ縮まってきているように感じている。小中学生が番組に出演した際にはご家族から放送日の問合せを受けることからも、なお一層の市民参加を進めていくことが番組の認知度向上につながり、ひいては、多くの方々が市議会に関心を寄せるきっかけになるものと考えている。
私たち横手市議会は、議員と議会事務局職員を含めた「チーム市議会」として、互いに協力し合いながら市民と議会双方向の広報広聴活動を展開している。 これからも、ラジオならではの良さを生かし、地域に根差したコミュニティFMを十二分に活用することによって、「開かれた議会」実現に向けて努力を続けていきたい。
議員と議会事務局職員が協力し合いながら「チーム市議会」として活動する横手市議会
横手市議会のマスコットキャラクター「しらとり議員」