今後に向けて
(1)中央図書館
平成30年6月、議員と議会事務局職員を対象に「議会支援サービス」のアンケートを実施した。これは、議会図書室やサービスがどの程度利用されているのか、現状を把握し、改善点を探るために行ったものである。その結果から、レファレンスサービスが議会に浸透しつつあるということが分かったが、同時に多くの課題も見つかった。
まずは、議会図書室を「使われる場所」にするために、見出しの付け方や団体貸出で提供した図書館資料の置き方などを事務局職員と協力して改善していきたい。そして、議員や事務局職員が調査で図書館資料を使いこなせるように、「調べ方講座」を定期的に開催することも必要だと考えている。
議会支援に取り組むことによって、図書館の蔵書の見直しを行うことが可能となり、市の政策や課題を反映した棚づくりが進んできている。今後も議会で活発な議論が行われるように、そして議員・議会活動に関心を持つ市民が増えるように、議会や議員にとって身近で使いやすい図書館を目指していきたい。
(2)議会事務局
議会図書室は、整備をしたものの利用は決して多くない。「使える図書室」への道のりはまだまだ遠いが、新着本やテーマに沿った展示などの情報を議員のグループウェアで発信し利用促進を図るとともに、議員の声を聞きながら図書館の協力のもと、さらなる整備を進めていきたい。また、図書館を議会活動をPRする場所として、もっと活用していきたい。