主任介護支援専門員、介護福祉士、社会福祉学(修士修了)
/地域包括支援センター管理者(杉並区) 本間清文
ケアマネジャー殺害事件のあらまし
2026年6月、埼玉県でケアマネジャーが訪問先の介護者家族である男性によって殺される事件が発生しました。男性は「金をだまし取られた」と自ら110番通報した後に自殺し、2人とも死亡が確認されました。
警察の捜査では金銭トラブルの事実は確認されておらず、男性の一方的な思い込みや介護疲れによる犯行と見られているそうです。
今回の事件について、ケアマネジャーや地域包括支援センター職員の間には「人ごとではない」という思いが漂っています。事件では在宅のケアマネジャーが被害者となりましたが、地域包括支援センターもケアマネジャー同様に単身で高齢者宅を訪問することが多く、私自身、常々危機感を抱きながら仕事に当たっています。現に私の職場でも、事件後に防刃ベストを購入しました。
今回の事件は、加害者の一方的な思い込みが原因の一つのようですが、私も一方的な思い込みから、相談者から逆恨みされ、攻撃的な言動を向けられることが年に数回はあります。繰り返しますが、「人ごと」とは思えないのです。
身の危険を感じるケアマネジャーが3割弱
今回の事件後に株式会社インターネットインフィニティー(2026)がケアマネジャー1,793人にオンラインによる意識調査を実施したところ、「身の危険を感じる恫喝(どうかつ)・暴言など」を受けたことがあるケアマネジャーが3割弱も存在していることが判明しました。
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