東京大学大学院法学政治学研究科/公共政策大学院教授 金井利之
参照におけるミクロ自治論とマクロ自治論
個々の自治体Xが政策立案や政策執行を行う際に、他の自治体Yの状況を調査・分析する。その結果を情報源として、他の自治体Yの政策から、自治体Xは学習する。この学習にはいろいろな方向があり得る。
①Yの政策αをXとしてプラス(成功)と評価した上で、Xも政策αを導入する。
②Yの政策αをXとしてプラス(成功)と評価したものの、Xには地域事情が異なるとして、政策αをXは導入しない。
③Yの政策αをXとしてプラス(成功)と評価したものの、Xには地域事情が異なるとして、政策αをXはそのままでは導入しないが、政策αを地域事情に合わせて改良した政策α’をXは導入する。
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