社会福祉士/介護福祉士/介護支援専門員/杉並区地域包括支援センター管理者 本間清文
今回は、本間の論考のみの記載となります。
施行当初から継続する介護保険ローカルルール問題
以下は、2011年に介護保険におけるローカルルールの問題について筆者が拙著『介護の現場がこじれる理由』(雲母書房)に書いた一文です。
「介護保険制度は当初、地方分権の試金石などといわれ、地域にその裁量権を大きく委譲するようなムードもあった。しかし、それも雲散霧消してしまった。
ふたを開けてみれば厚労省からのいくつものルールでがんじがらめにされている。ローカルルールなどと称して、地域のために独自の解釈をしているのかと思えば、単なる法令・ルールの誤読や誤った運用であったりする場合もある。保険者自ら、介護保険制度をよりよくしていくために、都道府県や国に対して積極的に意見していくような姿勢は感じられない。それでも“ことなかれ主義”でもって自ら疑義を訴えることはない。」
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