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2021.08.12 議員活動

第11回 自治体議員の変容と「モチベーション」、「メンタリティと制約要因」、「資質」

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元・大和大学政治経済学部教授 田中富雄

1 人はなぜ議員になろうとするのか

 本稿においては、自治体議員の変容と「モチベーション」、「メンタリティと制約要因」、「資質」について議論するが、その前に「人はなぜ議員になろうとするのか」について考えてみよう。
 待鳥聡史は、人が何らかの仕事に就く理由について、仕事をすることによって生じる負担(例えば、時間やストレス)よりも、得られる便益(例えば、報酬や社会的威信)が大きいためであろう。このことは代議制民主主義における委任にも当てはまる。そして議員は、主観的には世の中のためになり、少なくとも一部の人にとっては魅力を伴った行為でもあり、面倒さや重圧を上回るとき、委任を受け入れて、政治家という仕事に就くことになるという(待鳥 2015:126)。

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田中富雄(元・大和大学政治経済学部教授)

この記事の著者

田中富雄(元・大和大学政治経済学部教授)

1955年生まれ。三郷市(埼玉県)出身。三郷市職員を経て、2017年4月から大和大学政治経済学部准教授、2019年4月から同教授。2020年3月病気のため大和大学を退職。龍谷大学大学院政策学研究科博士後期課程修了。博士(政策学)。専門・研究分野は、基礎自治体の統制/基礎自治体の経営。特に、自治体政府(議会・首長)、自治基本条例、総合計画、公共政策、まちづくりに関心がある。主な論文は、「自治体計画に対する議会の制御」(廣瀬克哉編『自治体議会改革の固有性と普遍性』、法政大学出版局、2018年)、「自治基本条例の成立と展開」(龍谷大学博士学位申請論文、2014年)。

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