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2021.03.10 議員活動

第6回 決定と議会

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元・大和大学政治経済学部教授 田中富雄

1 本稿において議論する「決定」の範囲

 今回は、自治体政府の政策過程(課題抽出、選択肢作成、決定、実施、評価)における決定と議会について考えてみよう。選択肢作成が行われると、次に決定が行われる。ただし、連載第5回で述べたように、選択肢作成と最終的な政策案は、行き来しながら作成されることも少なくない。そこで本稿では、「行政による選択肢の作成作業(複数)」(A)から「行政による幅のある政策案(最終案)の作成作業(順位付き複数案)」(B)そして最終的な「決定」(C)までを幅広く決定の政策過程として取り扱うこととする(図1参照)。
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出典:筆者作成
図1 「行政等による発案」から「決定」までの過程

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田中富雄(元・大和大学政治経済学部教授)

この記事の著者

田中富雄(元・大和大学政治経済学部教授)

1955年生まれ。三郷市(埼玉県)出身。三郷市職員を経て、2017年4月から大和大学政治経済学部准教授、2019年4月から同教授。2020年3月病気のため大和大学を退職。龍谷大学大学院政策学研究科博士後期課程修了。博士(政策学)。専門・研究分野は、基礎自治体の統制/基礎自治体の経営。特に、自治体政府(議会・首長)、自治基本条例、総合計画、公共政策、まちづくりに関心がある。主な論文は、「自治体計画に対する議会の制御」(廣瀬克哉編『自治体議会改革の固有性と普遍性』、法政大学出版局、2018年)、「自治基本条例の成立と展開」(龍谷大学博士学位申請論文、2014年)。

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