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2019.12.10 議会運営

第47回 議会だよりで一般質問をどう扱うべきか

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議会事務局実務研究会 吉田利宏

お悩み(華ある委員長 50代 市議会議員)
 広報広聴委員会の委員長をしています。議会だよりの改革が議会で議論となっていますが、一般質問に関する記事を縮小してはどうかという主張がある会派から出て、びっくりしています。一般質問は議会の華でもあり、その記事は議員の見識を伝える大事な場所です。丁寧に伝えるという意見があっても、縮小するというのはもってのほかと思いますが、私の考えは間違っているでしょうか。

回答案
A 議会に関する情報を伝えるツールは議会だよりだけではない。他のツールとの関係で議会だよりが果たす役割を踏まえて縮小ということもありえる。
B 一般質問には議会においてたくさんの時間が費やされている。議会だよりで大きな割合が割かれることは当然のことである。
C 一般質問は、次の選挙に向けて議員の関心事や考え方を示し、市政の問題点を明らかにするものであるから、それを詳しく伝えることこそが議会だよりの役割として求められている。縮小はもってのほかである。

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議会事務局実務研究会

この記事の著者

議会事務局実務研究会

議会事務局実務研究会 2011年6月、元衆議院法制局参事の吉田利宏氏と町田市議会事務局調査法制係担当係長(当時)の香川純一氏の呼びかけにより発足。自治体議会事務局、国会事務局・法制局、国会図書館の職員及び経験者によって構成された実務家集団。会員が日常抱えている小さな疑問や課題を持ち寄り、それらについてオフサイトミーティング形式で意見交換、情報交換をしながら、実務の視点に立った研究実績を、論考、講演など各種のメディアで展開。全国の議会事務局のアドバイザー的存在として実績を重ねている。

吉田利宏 よしだ・としひろ
「議会事務局実務研究会」呼びかけ人・元衆議院法制局参事
1963年神戸市生まれ。早稲田大学法学部卒業後、衆議院法制局に入局。15年にわたり法律案や修正案の作成に携わる。現在、大学講師などの傍ら法令に関する書籍などの執筆、監修、講演活動を展開。著書『ビジネスマンのための法令体質改善ブック』(第一法規、2008年)、『元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術〈第2版〉』(ダイヤモンド社、2007年)、『元法制局キャリアが教える 法律を読むセンスの磨き方・伸ばし方 』(ダイヤモンド社、2014年)、『新法令用語の常識』(日本評論社、2014年)ほか。

米津孝成 よねづ・たかのり
議会事務局実務研究会会員、かながわ政策法務研究会会員、千葉県市川市職員。
主な執筆として「議会中継の著作権とその管理について」(議員NAVI2017年8月10日号)、 「生活保護に係る争訟とその事務の課題等について」(政策法務ファシリテータ Vol.59(2018年))、 「自治体訟務イロハのイ」(2016年?2017年)、「自治体法務の事件簿」(2017年~2018年) (いずれも自治体法務NAVI e-Reiki CLUB)など。

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