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2019.11.25 政策研究

住民のための議会の取扱説明書

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東京大学大学院法学政治学研究科/公共政策大学院教授(都市行政学・自治体行政学) 金井利之

はじめに

 ここ数回は、拙著「トリセツ」(『自治体議会の取扱説明書』第一法規、2019年)で論じたかったことのうち、二元代表制という用語を乗り越えること、行政職員を使いこなすべきこと、予算審議を尽くすこと、について触れた。前回の議論を繰り返せば、「立法機関」というスローガンのもとで、条例制定には過大な期待をしないこと、そして、予算に関する審議・決定こそが、議員・議会の本丸だということである。
 議会の本質は、住民の代表として議論をすることである。公選職である議員は、住民の代わりに議論することで、代議制民主主義を担う。このことを住民から見れば、議員が住民の代わりに議論しているのか、を問うことになる。住民にとっての議会の取扱説明書とは、議会という装置が、住民に代わって議論を本当にするように、どのように操作するかという問題でもある。

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金井利之(東京大学大学院法学政治学研究科/公共政策大学院教授)

この記事の著者

金井利之(東京大学大学院法学政治学研究科/公共政策大学院教授)

東京大学大学院法学政治学研究科/公共政策大学院教授 1967年群馬県生まれ。東京大学法学部卒業。 東京都立大学助教授、オランダ国立ライデン大学社会科学部行政学科客員研究員、東京大学助教授を経て、06年より現職。 専門は自治体行政学・行政学。主な著書に『自治制度』(2008年度公共政策学会賞受賞)、『原発と自治体』(2013年度自治体学会賞受賞)等。

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