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2025.11.25 議会改革

【セミナーレポート】地方議会活性化シンポジウム2025「誰もが参画できる議会を目指して~これからの議会の姿とは~」

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 2025年11月13日(木)に、総務省主催の「地方議会活性化シンポジウム2025」が開催されました。「誰もが参画できる議会を目指して~これからの議会の姿とは~」をテーマに、3つの事例紹介とパネルディスカッションが行われました。その様子を紹介します。

【事例紹介】

 まず最初に、天野早人氏(前・長野県宮田村議会議長)からは、宮田村での住民参画の主な取り組みとして、高校生を含む住民を委員として委嘱して取り組んでいる「むらびと会議」、中学生を対象とした講演会や職場体験などの主権者教育についての紹介がありました。
 次に、2つ目の事例として、菅原由和氏(奥州市議会議長)から、奥州市で取り組んでいる議会改革について、議長マニフェストにより議会の「見える化」に取り組んでいること、タブレットの配布から始まったICTの推進について等の紹介がありました。
 事例紹介の最後は、安居知世氏(石川県議会議長)からの、石川県議会における男女共同参画推進のための取り組みの紹介のほか、男女共同参画委員会委員長も務めている同氏からは、全国都道府県議会議長会内での取り組み内容についての資料提供がありました。

【パネルディスカッション】

 後半では、大山礼子氏(駒澤大学名誉教授)をコーディネーターに迎え、パネリストとして事例紹介で登壇された3名に加え、出雲明子氏(明治大学専門職大学院ガバナンス研究科専任教授)と上村敏之氏(関西学院大学経済学部教授)が参加してのパネルディスカッションが行われました。
 今回のシンポジウムの議題でもある「誰もが参画できる議会を目指して」というテーマに関しては、政策決定の場に住民を如何に巻き込んでいけるかが大切であるという前提の話が出たところですが、宮田村での取り組みとして紹介された「むらびと会議」のような住民参画する場には女性比率が高いものの、それが議員の比率には反映されていないといった課題や、議会事務局の強化については市町村それぞれでの対策が難しいので県単位でのフォローができるのではないか、といった意見など、活発な議論が交わされました。

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