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2024.07.25 ICT活用・DX

「福島県内市町村議会一般質問一覧」公開までの取組みとこれから

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9 今後の取組み

 インターン生が就職活動に入るためインターン期間が終了し、私一人になりました。そこで、福島県内の行政関係の学科がある大学で、インターン生募集を2度行いましたが、残念ながら応募はありません。現在は、新たに知り合った他市町村の議員等と作成していますが、更新頻度は遅くなっています。課題ですね。
 私は、この一般質問一覧の取組みを、地方行政・地方政治等に関心のある学生と一緒につくっていきたいと考えています。学生にとって、市区町村の「今」の課題と「将来」の方向性を知ることができます。また、生まれ育った自治体、現在住んでいる自治体の行政・議会にも関心が湧きます。今後も、インターン生を募集しながら、メンバーが無理のないスピードで一覧作成を進めていきたいと思います。

10 最後に目指すところ

 私個人でつくったホームページは、データ量が多くなれば、表示スピード・検索スピードが必ず落ちてきます。また、「あいまい検索」ができないので、検索の幅が狭いです。
 1~2年先の限界は、見えています。その前に、一般質問は国民共有の財産として、全国標準のフォーマットで、各市区町村議会事務局が一般質問を入力するシステムになればよいと思っています。ホームページ上で全国各市区町村の一般質問を検索することができるようになれば、議員にとっては、質問の視点が広がります。
 行政職員にとっては、他市区町村の課題・対策等を知ることができます。
 住民にとっては、自分の住むまちへの関心が広がることにより、行政職員・議員への要望・提案等が増え、安心して生活できるまちに住むことができます。
 政治に関心を持つ人が増え、投票率が上がるかもしれません。
 議員になってみたい人が増え、なり手不足が解消されるかもしれません。
 これらはすべて理想かもしれませんが、私たち議員が行う一般質問に、それくらいの大きな可能性があると思うと、一般質問に至る調査・質問作成・議場での議論が楽しくなってきませんか?
 私は、一般質問一覧の検索から、ある町議の一般質問を知り、同様の視点で一般質問を行いました。村長からは対応しますとの回答があり、すぐに改善されました。村民生活がほんの少しですが改善された実例があります。
 ぜひ、議員だけでなく、住民の皆さんからも、「一般質問一覧を作成すべき!」と声を上げていただきたい。一般質問一覧で、皆さんの生活が変わります!
 Tokushu_zu

福島県内市町村議会一般質問一覧(https://local-gikai.jp/

 

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