2024.07.10 議員活動
自治体法務検定演習問題を解いてみよう(その71)
正解及び解説
■基本法務
〔正解〕③
〔解説〕この問題は、憲法分野からの出題である。地域に身近な問題はそれぞれの自治体に委ねたほうが効率的であることが多いので、①は妥当である。地方自治には中央政府の行き過ぎを抑制する自由主義的な側面があるので、②は妥当である。地方自治は、主権の分割を狙いとするものではないから、③は妥当でない。地方自治には個人の積極的な政治参加が期待できるという民主主義的な側面があるので、④は妥当である。よって、正解は③である。(基本法務テキスト49頁)
■政策法務
〔正解〕②
〔解説〕①は妥当でない。行政指導は、住民の権利を制限したり義務を課したりするものではなく、規制的手法とはいえない。②は妥当である。選択肢に記載の通りである。③は妥当でない。行政指導の一部は、利害関係者間の調整を行政目的とするものであり、調整的手法に該当することもある。④は妥当でない。行政指導の一部は、行政指導を通じて様々な主体との協力・連携を進めようとするものであり、協働促進手法に該当することもある。(政策法務テキスト65~72頁)