2024.02.26 まちづくり・地域づくり
第3回 ひたちなか市長講演「シビックプライドを高め、選ばれるまちへ!」概要
シビックプライドの実践
まず、よりどころをつくろうということで、市民の皆さんと一緒に、ロゴとキャッチコピーをつくりました(図6)
図6
デザイナーやコピーライターの方も加わってファシリテートしていただきながら、市民の皆さんといろいろなワークショップを重ね、いくつかの候補に絞っていきました。このプロセス自体が非常に重要だという思いで、つくりました。
ひたちなか市は、「h」が頭文字になります。この「h」は、人と人とが寄り添っているように見えます。また花のようにも見えますし、ちょっと手を握っているようにも見えます。先ほど述べたように、ひたちなか市は花を見に来る人たちも多いことから、このようなロゴが選ばれました。
そして、キャッチコピーは「ひとが咲くまち。ひたちなか」と決めました。これをコミュニケーションワードとして、広く市民や市外の方々に、ひとが咲くまちにしたいと伝えていきます。こういったロゴとキャッチコピーをつくるプロセスに、多くの市民に我がこととして関わってもらうために時間をかけました。
さらに、地球を思いやる、地域を思いやる、環境を思いやる気持ちと、我がまちを思いやる気持ちの接点が比較的近いところにあるのではないかという思いで、SDGsとシビックプライドを掛け合わせたシンポジウムを開こうということになりました。studio-Lの山崎亮氏という、まちのコミュニティデザインの先生や吉本興業の方、そして私も加わり、様々なSDGsとシビックプライドを市民と一緒に考えました。これは2022年のことですが、2023年はこれをさらに進化させ、より少人数でシビックプライドを語り合いました。また、海が近く、浜辺にコワーキングスペースなどもありますので、そういうところで実際に活動している人たちと同じ目線で語り合いました。このようなシビックプライドをテーマとしたイベントを2022年、2023年と2回続けています(図7)。
図7