2024.02.26 まちづくり・地域づくり
第3回 ひたちなか市長講演「シビックプライドを高め、選ばれるまちへ!」概要
国営のひたち海浜公園は、テレビなどのメディアを通じて知っていらっしゃる方もいるかと思います。
2023年は茨城県がJR6社のデスティネーションキャンペーンの対象地になり、各駅でこのコキアのポスターが貼られました。春には丘一面真っ青の風景に変わります。丘の向こうには海があり、空の青、海の青、ネモフィラの青と、青の三重奏の風景が見られます。海外からのお客さんも含め、コロナ禍前は年間230万人ぐらいの方に来訪いただいていました。一生に一度は見たい風景ともいわれています。ゴールデンウィークの前頃、4月中旬から下旬にかけてこのような光景が広がりますので、ぜひいらしてください。
ひたちなか市は、東京からはおよそ100キロ圏で、太平洋に面しており、水戸の隣です。電車では、東京駅から80分、上野駅から70分と、意外とストレスなく来られる距離であると思っています。
勝田駅という中心駅があり、そこから海の方に延びたローカル鉄道があります。ひたちなか海浜鉄道という、小さな、かわいい電車です。駅名標は図3のような形でデザインをされています(図3)。
図3
これはグッドデザイン賞に選ばれて、中学校の美術の教科書にも取り上げられています。のんびりとした風景が広がっており、たくさんの鉄道ファンが訪れています。
また、ロックフェスのロック・イン・ジャパン・フェスティバルが長年行われていました。コロナを機に、千葉の方に会場を移しましたが、2024年、ひたちなか市30周年、ロック・イン・ジャパン・フェスティバル25周年ということで、再びひたち海浜公園で開催されるというニュースも発表されました。
海がありますので、おさかな市場もあります。年間100万人から120万人ぐらい、新鮮な魚介類を求めるお客さんに来ていただいております(図4)。
図4
海鮮丼、そして冬の時期はあんこう鍋です。ベースはしょうゆ味ですが、みそ味、それからあん肝を溶かした、どぶ汁と地元ではいうのですが、非常に濃厚な汁のあんこう鍋があります。また、干物やタコの加工が盛んです。
そして、何といっても干し芋です。自然な甘み豊かなこの干し芋は、全国で有数の生産量を誇っており、銀座にある茨城県のアンテナショップでも、年間を通じて売上げの4割は干し芋が占めているということです。