2023.05.12 まちづくり・地域づくり
第3回 持続発展可能なまちづくりを実現する「活動人口」②~自分たちのまちは、自分たちでつくる~
3 おわりに
全国1,741の市区町村には、それぞれに地域の課題があり、それぞれに地域の特色がある。そこには、1,741通りのまちづくりがあるだろう。アクターの一人である議員が共創のスタートを切ることで、活動人口が創出され、持続発展可能なまちづくりへとつながっていくことが考えられる。
本稿を読まれた議員の皆様にとって、本稿がまちづくりの一助となれば幸いである。そして、日本全国1,741のまちに「活動人口」があふれることが筆者の願いである。
続いて、第4回・第5回は、社会構想大学院大学の前田明子氏が「『音楽』を活用したまちづくりの成功要因」について執筆する。これまでの価値共創の論考から、さらに「音楽」に焦点を当て、各地のまちづくりの取組みを紹介するとともに、文化芸術との掛け合わせによる地域課題解決の可能性を考察する。
〔本論考についてのご照会、より詳細な内容等については「議員NAVI」編集部(giin-navi@daiichihoki.com)を通してお問い合わせください。〕
■参考文献
◇Florida, L. Richard(2002)The rise of the creative class. New York: Basic Books(=井口典夫訳(2014)『新クリエイティブ資本論』ダイヤモンド社)
◇Robert F.Lusch & Stephen L.Vargo(2014) Service-Dominant Logic: Premises, Perspectives, Possibilities New ed. Cambridge University Press(=井上崇通監修、庄司真人・田口尚史訳(2016)『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』同文舘出版)