(2)マニフェスト作成上の留意点――マニフェストの要素
マニフェストを作成する上で、そこに書き込む要素を確認しておきたい。
ア 視点1:事前評価と事後評価を連結させる
① 前回提出したマニフェストの評価と連動
② コロナ禍での対応
イ 視点2:三つのポイント(盛り込むべき要素)
地域経営にとっての軸とルールである総合計画と自治・議会基本条例を政策競争の基本として、これらをめぐる政策競争を行うことが必要である。不安定で不確定な状況にあって、とりあえず共通言語をつくり出す。いわば、大海に小島(人工島)をつくり出すことによって、現在地を確認し、それに基づき政策競争を行う素材とすることだ。全候補者が、少なくとも総合計画と自治・議会基本条例をめぐっての提言を行うべきである。
① 総合計画:地域経営の軸を意識する!
・総合計画体系を意識する
・総合計画の中の不備、偏りを意識する
・地方版総合戦略、SDGs等関心のあるテーマを挿入する
② 自治・議会基本条例(地域経営のルール):地域経営のルールを意識する!
・これらをどう改善するか、を提起する
③ 実現する手法
・質問・質疑
・所管事務調査
*三つのポイントのほか候補者の関心テーマを挿入する。
ウ 視点3:市民目線
① 市民と評価:前回提出したマニフェストの評価を自己評価とともに市民と行う。
② 市民と作成:新たなマニフェストを市民と作成する。