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2022.11.10 政策研究

第11回 政策(教育委員会〈学校〉・環境・廃棄物・上水道等)と議会の責任・権限

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「廃棄物と3R活動」、「未実施政策の再検討」、「実施政策の再検討」、「先駆自治体の循環」、「政策の革新・再革新」、「政策革新の連鎖」

 廃棄物に関しては、ごみにならない素材の開発が求められる一方で、従前から3R(スリーアール)活動が取り組まれてきた。3Rとは、リデュース(Reduce)、リユース(Reuse)、リサイクル(Recycle)の三つのRの総称である。リデュースは、物を大切に使い、ごみを減らすことである(例:買物にはマイバッグを持参する)。リユースは、使える物は繰り返し使うことである(例:詰め替え用の製品を選ぶ、いらなくなった物を譲り合う)。リサイクルとは、ごみを資源として再び利用することである(例:ごみを正しく分別する、ごみを再生してつくられた製品を利用する)。今後も一層、循環型社会への取組みが求められる。
 議会・議員においても、インターネットの活用等により、紙の使用量を減らすことや封筒を繰り返し使うことが大切である。議会・議員活動は、バス・電車等の公共交通機関を極力利用することが求められる(もちろん、日常生活においても求められる)。また、実現しなかった政策をもう一度検討すること(「未実施政策の再検討」)や、政策環境が変容すれば実施している政策の見直しが求められる(「実施政策の再検討」)。
 自治体政府(議会・行政)には、先駆的政策(=「日本初の政策」等……たとえ失敗しても、他の自治体の参考になることもある)を目指す政府と横並びを重視する政府がある。しかし、議会の力量の増減や首長の交代等により、先端的政策を志向する自治体と横並び重視の自治体が入れ替わることもある。このような変化は、「先駆自治体の循環」といえる。そして、「未実施政策の再検討」、「実施政策の再検討」が、「先駆自治体の循環」と相まって「政策の革新・再革新」につながり「政策革新の連鎖」をもたらす。

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