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2022.08.10 政策研究

第8回 政策(世界共通文化・地域個性文化による地域経済)と寛容

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元・大和大学政治経済学部教授 田中富雄

政策と寛容、融通無碍

 本稿では、政策(地域経済)を素材として、寛容(かんよう:受け入れること、人を許すこと)について考える。条例や予算など政策を決定する議会には間違いのない決定が求められ、政策を実施する行政には間違いのない実施が求められる。すなわち、政府(議会・行政)には、融通無碍(ゆうずうむげ:すべてに行き渡って通じ、少しも渋滞しないこと)であることが求められる。
 しかし、人(市民・議員・首長・職員)も組織(議会・行政)も無謬(むびゅう:間違いがないこと)ではなく、可謬(かびゅう:間違いがありうること)である。したがって、社会では、融通無碍でないことに対して寛容が求められる。なぜならば、寛容がなければ、社会はギスギスし、円滑には機能しなくなるからである。
 議員・議会も社会の構成員・構成団体であることから、その活動には他者(市民・首長・職員・国等)から融通無碍であることを期待されるとともに、他者に対しては寛容であることが併せて期待される。求められる融通無碍や寛容は、どの程度のものであろうか。
 そして、経済には二つのものがある。一つはAI(人工知能)のように世界共通文化(1)によるものであり、いま一つは風土・風景・風情等を生かした地域個性文化によるものである。地域には、この二つの文化を生かした経済が求められる。


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