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2022.05.13 政策研究

第5回 政策(計画)と継続・調和・調整

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議会がその権能を発揮するための方法(この節は連載第4回と重複している)

 議会がその権能を発揮するためには、議決以外にも多様な方法がある(表4参照)。これらを活用することが求められる。

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出典:筆者作成
表4 議会がその権能を発揮するための多様な方法

議会における「政策方法」、「政策手段」の多様性と複合効果

 「政策方法」と「政策手段」は、表4、表5のように多様である。このことは、政府(議会・行政)の政策過程全般に及び、多様な「政策方法」、「政策手段」は大きな効果をもたらす。異なる方法・手段を併せて用いることにより効果的な成果を発揮することになる(複合効果)。
 例えば、優れた景観写真をその理由とともに集める市民参加の取組みが、景観計画の内容に役立つことである。そこでは、写真愛好者と景観まちづくり関心者の双方の市民参加を得ることができる。写真愛好者は、地域の優れた景観を知っていることが少なくない。景観まちづくり関心者は、理論は知っていても必ずしも景観地域の資源を知っているとは限らない。このような取組みは、両者の持ち味を生かすことができる。
 写真愛好者と景観まちづくり関心者の関係は、市民と自治体政府(議会・行政)の間にも当てはまる。お互いの持ち味を生かすためにも、市民・議会・行政が相互に関心を持つことが求められる。
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出典:礒崎 2018と佐野 2018をもとに筆者作成
表5 政策手法の分類と具体的な政策手段の例

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