2021.11.10 議員活動
自治体法務検定演習問題を解いてみよう(その39)
■基本法務編(2020年9月29日第9回検定出題問題)
問 次の記述のうち、事務管理が成立する事例として最も妥当なものを、①~④の中から1つ選びなさい。
① 契約に基づく事務的管理を実施した場合
② 土手をランニング中に川で溺れている子供を発見したため、自ら川に入って救出した場合
③ 隣家の花壇の一部の花が枯れていたので、無断で咲いている花を含め全て刈り取った場合
④ 雨が降り出しそうになったので、自宅に干していた洗濯物を自ら取り込んだ場合
(参考)民法
(事務管理)
六百九十七条 義務なく他人のために事務の管理を始めた者(略)は、その事務の性質に従い、最も本人の利益に適合する方法によって、その事務の管理(略)をしなければならない。
2 (略)
■政策法務編(2020年9月29日第10回検定出題問題)
問 自治体法務のマネジメントに関する次の記述のうち、妥当なものを1 つ選びなさい。
① 自治体法務のマネジメントには、「組織管理」、「能力管理」、「時間管理」の視点が必要である。
② 様々な課題に直面する「原課」に代わって、課題解決を法的に実現するのが「政策法務組織」である。
③ 自治体職員には、制定後相当期間が経過した条例等の例規自体の時間管理という視点が必要である。
④ 要綱でも、市民に義務を課したり、権利の制限も一定程度ならできるが、条例化するのが望ましい。
⇒答えは次ページ
○自治体法務検定の概要 自治体法務検定委員会委員長 塩野宏東京大学名誉教授 主催:自治体法務検定委員会(一般財団法人 日本通信教育学園) 協賛:株式会社 時事通信社 後援:総務省及び全国知事会など地方6団体 ウェブサイト:http://www.jichi-ken.com/ |