2020.12.10 議員活動
第3回 情報共有・市民参加と議会
3 市民参加の時間確保に役立つ計画体系の把握
ここでは、計画策定を想定して考えてみよう。これまで述べたように、計画策定は場合によってはその策定期間を早めたり延長することが必要になる。そのとき、当該自治体にある計画体系(表1参照)を把握していて、これからどのような計画の策定が予定されているかを知っておくことは重要である。あらかじめ計画内容を学習することもできる。自分の自治体政府において計画体系がない場合には、計画体系を議会がつくることも、自治体の政策を理解するという意味において意義がある。計画は、政策集だからである。
なお、個々の計画の策定も総合計画における基本計画や実施計画に政策(一つの事業)として位置付けておくことが望ましい。さらに、計画体系を基本計画や実施計画に一覧表として掲載することが求められる。